万博に出展する八尾市企業13社の社員にスポットライトを当てた取材記事 ~第3回 マックス~
(今回の取材を受けてくださった方)
株式会社マックス 常務取締役 伊東さま
素肌のための製品を作り続けて110余年、”素肌の悩みを解決する”ことを理念として、様々な研究開発を行い、石けんや入浴剤等のスキンケア製品を製造されている株式会社マックスさま。
今回はマックスさまに訪問し、「1970年万博の思い出など」と「2025年万博への想い」を聞いてきました!
―――本日は、よろしくお願いいたします!それでは、大阪万博(1970年)当時のご年齢から教えてください。
当時は、まだ小学校に上がったばかりの1年生でした。私は当時、八尾市に住んでいたことから、万博が開催されると遠方に住んでいる親戚がこぞって泊まりに来たことを覚えています。
―――いわゆるホテル代わりにみたいな感じですか?
そうだと思いますね(笑)そして、親戚の車に乗って私は万博へ行きました。
―――今でも印象に残っているパビリオンはありますか?
そうですね~、オーストラリア館ですかね。
―――オーストラリア館をピックアップされた方は初めてです!なにか気になる展示品があったんですか?
いや、それが違うんです。タイミングがよかったのか、オーストラリア館は他のパビリオンと比べてとても空いてたんです(笑)
―――そういうことだったんですね!(笑)
それこそ「アメリカ館」は3、4時間は並ばないといけないような状態でしたから。運がよかったんだと思います。オーストラリア館はスッと入ることが出来ました!
―――ちなみに「アメリカ館」には入られなかったんですか?
いえ、入りましたよ。長い行列に並んだ記憶がありますね。ただ、「月の石」を見た記憶は、ぼんやりとしかないんです(笑)
というのも、「月の石」の展示ゾーンは、上野動物園のパンダを見るような感じで、人がいっぱいで遠巻きにしか見れないんです。また当時は小学1年生ですから身長も小さいので全然見れなかったです(笑)
―――当時は小学1年生とのことですが、万博に行った翌日は「万博行ってきたで!」とクラスメイトに言ったりされましたか?
覚えていませんが、たぶん言ってたと思います(笑)やはり大阪で開催ということもあって、大阪の学校ではどこもそんな状況だったんじゃないでしょうか。あ、そういえば、当時は授業で「万博の絵を描こう」というのがありました!
―――「万博の絵」ですか?
万博に関するものを描くんです。太陽の塔とか、好きなパビリオンとか。その時に、ほとんどの生徒が描いていたのが、「ソ連館」です。資料のソ連館を見て思い出しました(笑)
―――ソ連館!実は第1回の記事でも「ソ連館」の建物が凄いという話題になりましたよ!
「ソ連館」は印象的な建物だったので、多くの人の記憶に残っているんだと思います。あとは、「スイス館」がとても綺麗だった記憶がありますね。
―――スイス館も実は、第2回の記事で20代の女性社員の方お二人が写真を見て、行ってみたいとおっしゃっていました(笑)
スイス館は外観がガラスでできていて、とても綺麗でした。なんだか、こうして資料を見ていると色んなことを思い出します。そういえば、「ベルギー館」にも思い出がありました!
―――「ベルギー館」ですか?
はい、ベルギー館には「ビアホール」があったんです。そこで父親がビールを飲んで、民族衣装を着たベルギーのウエイトレスの方にサインをもらっていました(笑)
―――ウエイトレスの方って、普通の店員さんですよね?
そうです(笑)ただ、1970年の当時は身近に外国の方はほとんどいなくて、外国のことは映画やテレビの中の世界だったんです。ちなみに、そのウエイトレスさんからはビールのマスコットがついたストラップをもらっていましたよ。
―――グッズがもらえたんですか!当時の万博ならではの素敵なエピソードですね!
あ、また思い出しました。私は親戚の車に乗って万博に行ったんですが、帰る際、車をどこにとめたか分からなくなって大変でした(笑)
―――えぇ~!それはかなりヤバいですね(笑)写真を見るだけでも、大量の車が・・・。1日楽しんだあとの車探しはキツイ!!笑
―――伊東さま、本日は取材にご協力いただき、誠にありがとうございました!最後に、自社が万博に出展されることへの想いをお聞かせください。
万博は、当時、多くの人にとって「夢と希望」を感じる特別なイベントでした。2025年の大阪・関西万博では、自社の出展を通じて当時私たちが感じたあの感覚を多くの方に届けたいと思っています。
―――伊東さま、本日はありがとうございました!
万博までの道のり、これからも引き続きよろしくお願いいたします!
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株式会社マックス
https://www.soapmax.co.jp/
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この取材シリーズは全13社によるリレー形式で行われます。「バトン」を受け取った企業が、次なる企業へとつないでいきます。
【今回のバトン】
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取材班は、「バトン」を持って次なる企業へと向かいます!
次回もどうぞご期待ください🤗